能役者の2人が答える質問コーナー
お能の質問箱

ご質問・メッセージ募集中です。こちらのフォームからお寄せ下さい。

冷泉 さんの質問 (東京都 10代後半 男性)

仕舞をする時に身につける紋付袴について、いくつか質問したいです。
まず、紋付の紋の部分は、着る方の家系の家紋の形で作られた紋付でないと、着る事は出来ないのでしょうか?
また、裏生地に絵が描かれてる物があったりなかったりとその辺は、自由なのでしょうか?
最後に、仕舞をする時の紋付の色は、黒でなくとも宜しいのでしょうか?

タスケ さんの質問 (町田市 50才代 女性)

時代劇とかで、招いた人たちがお料理や酒を楽しみながら見ている場面がありますが、今では無理なことなのでしょうか。そんな機会があったら、絶対に外しません!
どう、思われますか?

質問フォーム

お能に関する様々なこと、演者に直接聞いてみたいこと、この機会にぜひ寄せ下さい。
(なお、ご回答できない場合もございますので、予めご了承の上ご利用いただきますようお願い申し上げます。)

更新情報はFacebookにて。

小面 さんの質問 (女性)

以前に能面の内側の世界について質問いたしました小面と申します。その節は丁寧にご回答くださりありがとうございました! 
雄人先生の演能への誠実な御姿勢をうかがうことができ、より深く御舞台を拝見できる気がいたします。
さて、今回は能楽師の方の「手」についてお尋ねいたします。皆様、とてもきれいな 手をしていらっしゃいます。特に唐織からのぞく名手の方(ご高齢でも!)の手は、 それこそ白魚のように美しくていつも見惚れてしまうのですが、能楽師の方々は何か 特別なお手入れをされているのでしょうか。それとも、常に指先まで神経が行き届い ているから、おのずときれいな手になるのでしょうか。

古希画学生 さんの質問 (柏市 60代 男性)

2016.10.14人間国宝 友枝様の厳島観月能に魅了されました。そして、羽衣の能装束の美しさにも惚れました。能こそが日本の心の美であると思いました。ビデオを見ても装束の刺繍は不鮮明なので実物を見たいのですが、どうしたら見ることができるでしょうか。ぜひ、教えてください。無理なら写真でもみたいのです。羽衣を卒業制作の絵に描いて日本の心の美を表してみたいのです。何とかならないものでしょうか。

ヨニヨニ さんの質問 (韓国 40代 女性)

能の舞台構造には「鏡の間」がありますね。世界中仮面をつける芸能は多くても、「神に扮する」ための特別な装置は日本独自のものと知っております。

観阿弥世阿弥の時代から「鏡の間」の構造はあったのでしょうか。演者として、舞台に出られる前、鏡の間にどれほどいて、主に何をなさるのか、個人的な経験を踏まえて教えていただきたいです。

坂中の住人 さんの質問 (神奈川県 女性 50代)

2月に「白田村」を拝見しました。
とても素敵でした。
別の方のブログを見て
「田村」の小書き:特別なバージョンだと初めて知りました。
喜多流はお衣裳が白いから「白田村」というのですか?
どのような経緯で「白田村」ができたのですか?
ご教示よろしくおねがいいたします。

相模の都鳥 さんの質問 (神奈川県 女性 50代)

能には女物狂いというジャンルがあるようです。
『隅田川』ではワキがシテに「面白う狂うて見せよ」と要求します。シテは業平の和歌で応えます。
文学でも『徒然草』では冒頭に「つれづれなるままに」書き連ねると「あやしふこそ物狂おしけれ」という心境になると書かれています。
物狂いとはある種の芸能に通ずるのかと思われてきますが、 能楽では物狂いの「狂うさま」をどのように捉えて演じられるのでしょうか?(物狂いそのまま、あるいは芸を披露する、など)。
流派によって捉え方の違いはありますか?

小面 さんの質問 (女性)

能面の内側の世界について質問いたします。

見所から御舞台を拝見しておりますと、能面をつけたシテと目が合ったように感じる時がありますが、実際にはシテは極めて狭い視界のなかで集中して舞っているので、観客の視線を気にする余裕はなく、シテと目が合っているように感じるのは観客の完全なる錯覚(願望?)なのでしょうか。