開催終了 2018年8月4日(土) 13時開演(12時開場) 十四世喜多六平太記念能楽堂
五蘊会 友枝喜久夫二十三回忌追善
友枝雄人「井筒」
友枝雄太郎「小鍛冶」
来たる8/4土曜日、喜多能楽堂におきまして、祖父の追善の五蘊会を催させていただきます。
五蘊会は昨年より私、友枝雄人の舞台活動の場として続けさせて頂くことになりました。本年は祖父の追善の年という事で、故人の好きであった井筒に再度挑戦させていただきます。
亡くなった祖父の舞台写真は多く残っております。
その中でも井筒の写真は特に多く、前シテの幕離れの幕が上がったばかりのシテの姿(これは撮影用の写真だと思われます)や、井筒の作り物の前にて下に居て合掌する写真など、素晴らしい写真が残されております。
孫の私は祖父の全盛期の井筒は知る由もありませんが、この写真を見ると祖父の舞姿が彷彿として参ります。
それだけに今回の再演はハードルも高く、覚悟と精進が必要だとあらためて身の引き締まる思いです。
再演の今回は「段ノ序」という小書、特別演出にて勤めさせていただきます。この小書は謡の力が問われる演出です。祖父の追善に際し、自分への負荷とまた今後の舞台への投影とするべく精進して参りたいと思います。
また、祖父の亡くなった年に生まれた息子の雄太郎も本格的にこの道の修行を始めております。
まだまだ舞台の上にてシテを勤めるにはお目だるい事と思っておりますが、将来への試金石として小鍛冶を勤めさせていただきます。
併せてご高覧賜りたく、お願い申し上げます。