お能の質問箱

ご質問・メッセージ募集中です。こちらのフォームからお寄せ下さい。

編集部 さん (東京都)

お子様への稽古はどんなことから教えるのですか?また子方はいつ頃までですか?

私自身の子供の頃の話をしますと、子方の稽古をいつから始めたかは、記憶に無いです。初舞台の「鞍馬天狗」の花見の写真は残っていますが稽古の記憶は無いです。その後「隅田川」の子方や、「雲雀山」など長くジッと座っている役が多く、「船弁慶」などかっこいい役を早くやりたいと思っていました。声変りをすると子方はできなくなるので、小学校高学年位までで子方は終わりですが、自分自身は中学に入っても子方の舞台がいくつかあったように記憶しています。息子の稽古は2歳から。子方の舞台のための稽古から始めました。

 

友枝雄人

子供の初舞台は鞍馬天狗でした。多分本人は覚えていないと思いますが、舞台が広く天井が高いのを怖がって困りました。そのあとは猩々や隅田川の子方など少しずつ謡を教えていきました。今春から中学生ですが今度の烏帽子折が最後の子方になります。私自身は背が低かったのもあって、中学2年生の春まで子方をやっていました。

友枝真也

2016年5月3日更新