NEW! 7月19日(日) 午後2時開演(午後1時開場) 十四世喜多六平太記念能楽堂
第十三回洩花之能
第十三回洩花之能
第十三回洩花之能は名曲「松風」をシテ・友枝真也、ツレ・佐々木多門、また狂言「蚊相撲」を山本東次郎師、そして友枝昭世師の仕舞「天鼓」をご覧いただきます。
「松風」はもともと田楽の役者であった喜阿弥(亀阿弥とも)が作った「汐汲(しおくみ)」という作品を観阿弥が「松風村雨」という曲に改作し、それを世阿弥がさらに手を加えたとされています。
「松風」は謡曲百数十番の中でも筆頭に挙げられる名曲です。江戸時代にはこの曲は狂歌や川柳などで揶揄された程で、それ程この曲を人々は知っていたということでしょう。物語は松風・村雨という二人の蜑乙女が語る在原行平への恋慕の情がテーマとなっています。在原行平は在原業平の兄で、業平が数多くの浮き名を流したのに対して、官吏として有能だったとされている人物です。その行平の作った和歌に「わくらはに問ふ人あらば須磨の浦に 藻塩たれつつわぶと答へよ」という歌が古今集に残されています。松風の作者はこの歌を元に行平と蜑乙女との恋愛譚を作ったのかもしれません。松風はその無垢な乙女の恋慕の情を主題とし、そして須磨の浦に煌々と照る月を背景に舞台は構成されています。海上の月と乙女の恋心という二つが化学反応を起こし、「松風」を重厚な存在感のある一曲にしています。
松風の魅力に浸るにはその前半の月の描写を堪能することが不可欠ですが、その前半部分を中心に松風の鑑賞の手引きをブログ、動画にて順次更新いたします。こちらの方もご期待ください。
尚、チケットはこのウェブサイトにて4月17日(土)7:00am~よりご予約を承ります。
第十三回洩花之能は以下の助成を受けて開催いたします。
助成: アーツカウンシル東京【東京ライブ・ステージ応援助成】





