開催終了 2019年7月15日 午後2時開演(1時開場) 十四世喜多六平太記念能楽堂
第四回洩花之能
第四回洩花之能
洩花之能主催公演『第四回洩花之能』』は能「湯谷」(他流では「熊野」と表記)をご覧いただきます。昔から「湯谷・松風に米の飯」(湯谷と松風は米飯のごとく何度見ても飽きず噛めば噛むほど味が出る、という意)と云われ、名曲の一つに挙げられています。湯谷という平宗盛の愛妾が帰郷のために暇乞いをしてからそれが許されるまでを桜が満開の京の都を舞台に描いた作品で、かつては世阿弥の作とされていました。現在では作者は金春禅竹とも言われていますが、未詳のままです。しかしながら、病の母を心配する湯谷の心情と、花の都を対象的に描いたその詞章は作者の並々ならぬ才を感じさせる曲となっています。
また例年のごとく山本東次郎・友枝昭世の両師には仕舞「忠度」と狂言「縄綯」をご披露頂き、冒頭には梅内美華子氏に見どころを解説して頂きます。
「湯谷」を始め、仕舞・狂言ともいずれも名曲とされており、きっと御満足頂ける内容だと思っております。皆様のお越しをお待ちしております。
尚チラシをご希望の方は郵送いたします。お問い合せメールより御連絡下さい。