洩花之能主催特別公演 「囃子、そのグルーヴ」 2022年12月22日(木)開催

お知らせ

こちらのウェブサイトでのチケットの販売は終了いたしました。

開催終了 2022年12月22日(木) 午後5時30分プレトークスタート 午後6時本公演開始 十四世喜多六平太記念能楽堂

洩花之能主催特別公演 「囃子、そのグルーヴ」

「囃子、そのグルーヴ。」

こちらのウエブサイトからのチケットのご購入は12月18日(日)午後5時を持って終了させていただきました。チケットのご購入は喜多能楽堂のウエブサイト、または喜多能楽堂事務所℡03-3491-8813までお願いいたします。

グルーヴとは?

今回は特別公演と銘打ち、能楽の大きな三つの要素「謡」「舞」そして「囃子」のうちの「囃子」にスポットを当てた公演を開催いたします。大鼓、小鼓、笛、太鼓の四つの楽器は四拍子とも呼ばれ、謡を彩り、また時には楽器のみの演奏によって、独特の緊張感、静謐感を演出しているのは能をご覧になった誰もがご存じのことと思います。さてこの「四拍子」の「拍子」とは英語でいうところの「リズム」にあたるかと思います。実際のところ能楽の囃子もある意味リズムを刻んでいると言っても良いのですが、このリズムが曲者です。一般的にリズムとは一定のテンポを刻むことですが、能楽の場合、このリズム=拍子が一定ではなくうねりを持ったかのように変化するのです。

そこで今回はこのうねりを持った拍子を「グルーヴ」と名付け、その魅力を探りたいと思います。

この公演ではそのグルーヴを体感しやすい、楽器のみが演奏している(謡がない)時間に注目し、その中でも登場楽・舞について実演を交えた解説、そして舞囃子をご覧いただきます。

登場楽とは能楽で舞台にキャラクターが登場する時に演奏されるお囃子です。登場楽には「名ノリ笛」「次第」「一声」「出端」「早笛」などの種類があり、登場するキャラクターによって使い分けられていますが、同じ「次第」でも三番目物のシテ(女性)が登場する時と武蔵坊弁慶が登場する時ではその「位(くらい)」は違います。

同じように舞(この公演では「舞」という言葉は囃子のみの演奏で舞う狭義の意味での舞の謂です)にも「中の舞」「男舞」「神舞」「早舞」「楽」「神楽」等のいくつかの種類がありますが同じ種類の舞が常に同じ「位」ではありません。

さて実際の能の公演ではなるべく同じようなものは舞台に上げない(例えば同じ公演で序の舞は2回出さない、赤頭のものは一番だけにする)というのが、ほぼ決まりですから見所でご覧の皆様は同じ要素を横並びで比べるということが中々難しいこととなってしまいます。

この公演では登場楽・舞の「位」と「ノリ」の魅力を知って頂くべく、ちょうどワインのテイスティングのようにそれぞれの違いを聴き比べ、また見比べていただきたいと思います。

御出演いただくお囃子方は

  • 大鼓方大倉流 大倉慶乃助師
  • 小鼓方幸流  成田達志師 
  • 笛方森田流 栗林祐輔師
  • 太鼓方観世流 林雄一郎師

の四師です。

大鼓方大倉流 大倉慶乃助
小鼓方幸流 成田達志
笛方森田流 栗林祐輔

太鼓方観世流 林雄一郎

現在第一線で活躍される面々にご登場いただき、解説を交えながら普段の演能会では体験できない舞台をお楽しみ下さい。皆様のご来場をお待ちしております。

講座の後は舞囃子『井筒』と『邯鄲』をご覧いただきます。『井筒』では「序の舞」の静のうねりを、『邯鄲』では「楽」の繰り返しの中から生まれる躍動感を感じていただける事と思います。

「井筒』
「邯鄲」

尚、この公演は一階席・二階席とも全席自由席となっておりますが、一階席は座席指定料¥1000を追加いただくことでお座席の指定も承ります。以下のシートマップをご参考にご連絡欄にご希望のお座席の位置をご記入ください(正面・中正面・脇正面の前方または後方といった大まかなご指定でも結構です)。お座席についてのお問合せはメール  desk-shinya@tomoeda-kai.com または電話03-3590-1802までお願い致します。

喜多能楽堂のシートマップはこちら

洩花之能主催特別公演 「囃子、そのグルーヴ」

大鼓方大倉流 大倉慶乃助
小鼓方幸流 成田達志
笛方森田流 栗林祐輔
太鼓方観世流 林雄一郎
シテ方喜多流 友枝雄人・友枝真也 他

於 十四世喜多六平太記念能楽堂

2022年12月22日(木)
午後5時30分プレトークスタート 午後6時本公演開始

一階自由席 ¥6000
二階自由席 ¥4000
学生席(二階席) ¥2000
座席指定料 ¥1000
※学生席をご利用の方には学生証のご提示を求める場合があります。